疾患について

糖尿病

生活習慣病 2019 09 06

糖尿病とは

糖尿病は、膵臓から出るホルモンであるインスリンが十分に働かないために血糖が増えてしまう病気です。血糖とは血液中を流れる糖(ブドウ糖)のことで、インスリンは血糖を一定の範囲内におさめ、その値が上昇をするのを抑える働きを担っています。
食事などで摂取した栄養素は一部が糖となって腸から吸収され、そのうちの糖は、血液の流れに乗ってからだのいろいろな組織や臓器へと運ばれていきます。血液の流れを借りて細胞に辿り着いた糖は、インスリンの働きで細胞に取り込まれ、エネルギー源となるのです。
しかし糖尿病になると、このインスリンの働きが不十分になってしまっているため、糖を細胞にとりこむことがうまくできなくなり、血液中に糖が多くなってしまいます。

糖尿病は次の4つの種類に分けられています。日本人の糖尿病患者のうち約5%程度が罹患している「1型糖尿病」、日本人の糖尿病患者の大多数(90%以上)を占める「2型糖尿病」、「その他の特定の機序、疾患によるもの」「妊娠糖尿病」です。

糖尿病の恐ろしいところは、自覚症状がないまま重い合併症が進んでしまうところです。何年間も血糖値が高いままの状態で放置されると、血管は傷ついてしまいます。その結果、糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害といった三大合併症に進展していきます。さらに大きな血管にも影響を与え、動脈硬化から心臓病や脳卒中の危険性が高まります。著しい高血糖はそれだけで昏睡を起こすこともあります。
いまの糖尿病の状態を知るためには、血糖値を調べる検査、インスリンの分泌を調べる検査、糖尿病の合併症を調べる検査があります。

糖尿病の主な原因と症状

Ⅰ型糖尿病

体の中で唯一、血糖値を下げる働きをするのがインスリンです。何らかの原因によって膵臓のβ細胞が破壊されてしまうと、十分なインスリンが作り出せない、あるいは分泌されない状態となり、血糖値を下げることができなくなります(血糖値が高くなる)。

Ⅱ型糖尿病(インスリン非依存型)

遺伝的要因に食べ過ぎ・肥満・運動不足などの生活習慣に関する環境要因が加わって起こります。インスリンはつくり出されてはいるものの、必要な量が分泌されにくくなったり、分泌のタイミングが悪かったり、効きにくくなったりすることで血糖値が高くなります。

その他の特定の機序、疾患によるもの

膵臓や肝臓の疾患、内分泌疾患(ホルモンの病気)、お薬や化学物質の影響、感染症などが原因で起こる糖尿病です。

妊娠糖尿病

妊娠中は、胎児に栄養を与え続けます。このため、空腹時の血糖値は妊娠していない時に比べ低くなる一方、胎盤のホルモンの影響を受け、食後の血糖値が上がりやすくなっています。多くの場合は出産後しばらくすると平常に戻りますが、妊娠糖尿病を経験した方は将来、実際に糖尿病を発症しやすくなるといわれています。

初期の糖尿病には自覚症状がありませんが、進行するといくつかの代表的な症状が現れるようになります。次のような症状に気づくころには、血糖値がかなり高くなっていると考えられます。

  • 多飲(のどが渇く)、多尿(尿の回数が増える)
  • 食べる割には体重が減る
  • 疲れやすい、体がだるい

少しでも気になることがあれば、早めに医療機関を受診しましょう。

糖尿病の治療

糖尿病の治療の目的は、上手に血糖をコントロールして、病気が無い人と同じ健康寿命を保つことにあります。重症度や患者さんの状態に合わせた治療を行っていきます。

食事療法

糖は食事よって取り込まれるため、その量やエネルギーのバランスなどを調整します。次の式によって自分自身の適正なエネルギー量を求めることができます。
1日あたりの適正なエネルギー量(kcal)=身長(m)×身長(m)×22×※身体活動量

※身体活動量

  • 軽労作(デスクワークが多い職業など):25~30(kcal/kg標準体重)
  • 普通の労作(立ち仕事が多い職業など):30~35(kcal/kg標準体重)
  • 重い労作(力仕事が多い職業など):35~(kcal/kg標準体重)

栄養のバランスが偏らないよう、1日3食の食事を規則正しくとりましょう。実際の食事のカロリーや栄養バランスは、「糖尿病食事療法のための食品交換表」を活用しましょう。

運動療法

糖は運動によっても使われます。筋肉量を増やしたり、毎日の運動を続けることで、糖を体に取り込みやすくします。また、体にとって余分な脂肪はインスリンの働きを悪くしてしまうため、脂肪を落とし、インスリンが働きやすい環境を作りましょう。
具体的には、ややきついと感じる程度の有酸素運動(少し早歩きで1万歩程度歩く)と筋力トレーニングを組み合わせると良いでしょう。運動の頻度としては、1回につき20~60分を少なくとも週3回、できれば毎日おこないましょう。

薬物療法

薬の種類には飲み薬と注射薬があります。
飲み薬は、食事による糖の分解や吸収を遅らせるもの、糖の排泄を促すもの、インスリンの分泌を良くする・効きやすくするものなどがあります。
注射には、インスリンそのものを外から補う注射や、インスリンの分泌を促す注射があります。
いずれも血糖値を下げる効果があるもので、患者様の病状に合わせてお薬を選択します。

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